インターネットは、国境を越えてボーダーレスな世界が広がっています。インターネットを介しているからこそ、レンタルサーバーの世界では、特に国境を意識することなく、シームレスな利用が可能な事もあり、さまざまなメリットを求めて、中国をはじめとする国外のサービスを利用する企業が増えています。
海外のサーバーがリスク分散に貢献
幾度と無く訪れる震災、津波などの天変地異を教訓とし、多くの企業が危機感を覚え、さまざまな対策を打っています。災害時に課題となるのは、何かしらの事情でネットワークが遮断される事により、外部のサーバーとのアクセスが不可能となる事態への対応です。もしもダウンタイムが長時間にわたることにより、業務が滞れば、多大な損害を受ける事にもなり兼ねません。ひとつの国に全てのデータを保管しておく事に不安を感じ、リスク分散や、接続の多様性を求めて、中国などの国外のレンタルサーバーを利用するケースが増えています。これならば、万が一国内のサーバーがダウンするような状況であっても、海外のサーバーが動いていれば、業務を遂行する事も可能となります。そのような需要を狙って、日本語にも対応したサポートを用意し、レンタルサーバーを提供している業者が増え始め、業績を伸ばしつつあります。
海外のレンタルサーバーを利用する事で、一定のリスク分散となりますが、やはり距離に応じて伝送速度は損失してしまいます。そのような事情からも、より近く、比較的インフラの整った中国国内のレンタルサーバーは、有力な候補となります。