データ管理で企業の存続が決まる!?リスクヘッジ対策 その7 【上海】


前回は、ブレーカーや停電などの不測の事態を備える必要性についてお話ししました。ブレーカーが落ちた時、パソコンにどのような影響が出るのか。停電によってサーバーがダウンするとサーバーにどのような影響を及ぼすのかをお話ししてきました。そのリスクヘッジ対策で取り上げたのがUPSです。今回はUPSとはどのようなものなのかを解説していきたいと思います。

 

  • UPSとは

 

UPSは「Uninterruptible Power Systems」の略で、例えば金融機関のオンラインシステムやインターネットデータセンターのような大規模なシステムや設備から、サーバーやパソコンなどのコンピュータ機器およびネットワーク機器まで、さまざまな規模における重要なシステムを、停電や電源トラブル(障害)から守る電源システムです。
一般的に、整流器やインバータと呼ぶ電力変換部(電気回路)と蓄電部(主にバッテリ)の組み合わせで構成され、停電や瞬低が発生した際に蓄電池に蓄えられた電力により安定した電力を供給し続けるとともに、電力変換装置の機能によって電源トラブルが機器に与える影響を防ぐ働きをします。

特に電力の安定化能力を持つ中規模以上のUPSは、負荷装置に対して「定電圧・定周波数」の供給を実現することが使命のひとつであるため、CVCF(Constant Voltage & Constant Frequency)と呼んで装置を表現することもあります。

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